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開催日・会場:2003年10月5日
/ 春雷亭
講師:川西屋酒造 露木雅一氏
参加人数:14人 |
内容
1.川西屋酒造の概要
・所在は足柄郡川北町。
・酒匂川の流域は比較的酒造りの盛んな地域で、江戸時代から続く酒蔵である。
・5人で500石を醸す蔵。
2.原材料について
・神奈川県は山田錦等が栽培しずらい土地ではあるが、酒匂川の曲がりくねった辺りは肥沃な土地で、
神奈川県産酒造好適米である「若水」が栽培されている。
・地元農家に依頼して作ってもらっているが、若水は心白が大きく55%まで削るのは厳しい米。
生産の2割を麹米、8割を掛米にしている。
・現在使用している酒米は山田錦・雄町・五百万石・美山錦・若水。
・西丹沢の水は中程度の軟水で、鉄分・窒素分が減ってきている。
・仕込み水は硬水系の方が発酵力がある。
・一貫して9号酵母を使用、その特徴はあまり香りが出ない、秋上がりの酒質になる等。
3.蔵のスタイル
・食べながら飲むお酒、燗酒にして美味しいお酒を目指す。
・燗酒にして美味しいお酒とは、若い酒だと難しいが、秋上がり〜数年寝かすと燗上がりする。
・春先は渋いかなと思った酒や酸味がしっかりある酒は秋に上がる。
・スペースはとってしまうが瓶貯蔵にこだわり、半分は瓶貯蔵にしている。
・そのための冷蔵庫は蔵丸ごと1つ分。最近は"もろみ"として完成したものを造る傾向にある
(アルコールを添加することを考えないもろみ)。
・本醸造(アル添)を造ることで低価格の純米酒が造れている(1俵\22,000〜23,000)。
4.質疑応答
Q 水の成分が変わってきているとのことだが年々なのか?
A 10年位の単位でみるとということ
Q おすすめのお酒は?
A 酒の味は、水癖・蔵癖・スタイルによって決まるが、現在は"悦凱陣""開運"などが気に入っている。
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感想:
・どうゆう酒を造りたかを明確に持ち、その通りの"食べ物を生かすお酒"に出来上がっていると感じた。
・この蔵の代表者は"神奈川物語"を造るに至った中心人物で、日本酒低迷に突入した時代、
神奈川県の酒造りを牽引してきた人物。
・醸造学を学んだ現専務である講師に代替わりしてから今のスタイルになったとのこと。
・代々精力的に酒造りをしている姿勢が伝わってきて、日本酒を愛する者にとっては頼もしい限りであった。 |
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(2003年11月5日 谷杉佐奈美 作成)
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