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開催日:2004年10月1日(金)
主催:神奈川食育ネットワーク
参加人数:22人(横浜スローフード協会:斎藤、谷杉2人参加)

   内容

2004年度第2回勉強会
「相州落花生」の産地訪問(in秦野)


神奈川県秦野市は、知る人ぞ知る「落花生発祥の地」として落花生作りで最も古い歴史を持ち、「相州落花生」として全国的にも評価されている。しかし近年は作付け面積の減少や輸入農作物の増加などにより、その生産量は年々減少している。

<落花生堀り取り体験と生産者のお話し:秦野市堀山下>

弘法山や丹沢山の緑に囲まれた広々とした畑には、サツマイモと並んで収穫期を迎えた落花生がやや葉を枯らせていた。いつもの年ならまだ青々としているのに…と、掘り取り農園を経営されている山口さんはつぶやく。今年の夏の暑さはここにも影響しているのだ。「でも味は充実しているよ」と、さっそく1株を抜き取り、たわわにぶら下がっている落花生を見せてくれた。1株に20〜20粒が実をつけるそうだが、中には実の入っていない粒もある。この落花生は5月上旬に種蒔きをしたもので、露地とビニールマルチの両方を行うことで、収穫時期をずらすことを可能にしているのだという。

落花生は6月頃に黄色の花が咲き、それが終わると茎の根元にある"子房柄"が地中に 潜って、莢(サヤ)ができるという。地中に潜っていく先端は"針"と呼ばれ、ビニールマルチをも突き破っていくのだそう。驚き!!花が終わって、それが地中に潜るのではない、しかもビニールをも突き破るその生命力。見ると…確かに根っことサヤは別々にある。

 

富士山の火山灰が体積したこの一帯の土壌は、落花生の栽培に適した土地で、落花生は 明治初期より栽培されていた。現在の栽培品種は「改良半立」「ナカテユタカ」「郷の香」など。落花生は、収穫後に畑で天日干しをしてからサヤを分別し、一旦は納屋に収納され、さらに乾燥・分別を経て出荷される。製品としては、サヤ入り豆・塩南京豆・バターピーナッツなどに加工されるが、未成熟のさやを"おやつ"として茹でて食べる習慣があったこの地域では、季節の味として"茹で落花生"も製品化され特産物となっている。

各農家では毎年、翌年に蒔く落花生を天日で乾燥させ、大切に来年の春まで保存しているのだそうだ。種を買うのではないということに感激したばかりか、手むきの落花生でないと芽が出ないという、そのデリケートさに生産者の苦労ガ伺える。まさしく人の手が作っているんだと感じた。

(2004.10月 谷杉 作成)



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